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科学技術とはいったい・・・

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今では当たり前のように使われ、疑う事すらしない科学技術とは、つまり何なのか? 今で我々が日常当然のように使っている科学技術は、西洋の学問体系であります。 ヨーロッパ―では科学技術の元は自然科学であり、その大元は哲学です。 イギリスでさえ、名門大学でも工学部は無く、最近までPhilosophyの一分化でした。 哲学のPhilosophyは、Philoは「愛する」でsophiaは「知」で、知を愛するという意味です。 簡単に言うと、何か不思議なことや解からないことを知るということです。 はじめに、紀元前384~322、アリストテレスが、世の中の解からないことを明確にしました。 「リンゴが大地に落ちるのは、大地と繋がっていたいから」 「転がっているボールが止まるのは、ボールが疲れたから」 というのが当時の哲学であり真理とされてきました。 計測や観測技術がなかった当時は、それが正しいことと判断され常識とされていました。 太陽もそうです。 太陽は無限にあり、平坦な大地を毎日、新しい太陽が東から生まれ西に消えていく。 地球を中心に太陽が回っている。 など変遷があったものの今から見ると正しいものではありませんでした。 そして、そのアリスト哲学は長い間信じられていましたが、ついに1548~1600年ジョルダーノ・ブルーノは、観測により太陽の周りを地球が回っていて、太陽は星だと発表しました。 そうしますと、キリスト教と密接に関わっている当時の哲学において、今まで正しかったのが間違っていたということは、受け入れられないものでした。 なぜなら、「太陽が星⇒天空の星」は太陽ということになってしまうからです。 これは当時ではとんでもない事になります。 なぜなら天空の星が全て太陽なら、一人しかいない神が無数に存在するという、日本では不思議でないことでも、当時のヨーロッパでは受け入れられないものでした。 そして、ジョルダーノ・ブルーノは火あぶりの刑となりました。 このとき、科学技術が進化しました。 観測技術を基に、万人が納得する数式などで証明しなければ、正しい事が伝えられない。 中途半端に発表すると、火あぶりの刑にさせられる・・・と。 そんな1600年代に、ハレーすい星がやってきました。 ハレーすい星は、当時は王の死の

自然災害の多い国の使命

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日本は自然災害が多いです。 自然災害が発生する度に、影響を少なくするために様々な技術が考えられました。 50年以上前の伊勢湾台風による死者行方不明者5098人、負傷者3万8921人と言われています。 この大規模な自然災害に対して、気象レーダーや気象衛星などの技術が進み、今では台風災害において災害規模を極端に軽減できており、今でも技術は更に進化しております。 社会インフラに関わる建設技術も同じです。 コンクリート技術も同じで、自然災害の影響を低減するために技術が日々進化しております。 では、その自然災害がどれほど日本でおきているか・・・ そのデータが書かれている国土交通白書2016から引用してまいります。 1.洪水 日本の河川は急こう配であるため、世界の河川の平常時と洪水時の流量の比較データを見ます。 【平常時と洪水時の流量比較】 テムズ川・・・・・8倍 ドナウ川・・・・・ 4倍 ミシシッピ川・・・3倍 利根川・・・・・・100倍 木曽川・・・・・・ 60倍 淀川・・・・・・・・ 30倍 となり、洪水時に急激に流量が増える為、世界と比較しても被害が大きくなり、被害を少なくするためダム、堤防など様々な技術が進化してきました。 2.地震 世界のマグにチュード6以上の地震の約2割は我が国周辺で発生してます。 戸建住宅、ビルなどの建築技術、コンクリート技術の進化も、被害を軽減するために様々な技術が進化してきました。 洪水や地震の他にも、台風・豪雨・豪雪・土砂災害・津波・火山災害などによる自然災害が我が国に頻繁に発生してます。 世界の国土のうち、我が国の国土が占める割合は0.27%です。 災害被害額は、世界全体の自然災害被害額のうち、我が国の占める割合は17.5%となっており、世界でも類を見ないほど自然災害が多いと言えます。 しかし、災害死者数は1.5%と、様々な技術進化により軽減されているものと思われます。 日本の技術は自然災害でかなり高度になっており、世界の国の人々の命を守る技術であると考えます。 コンクリートもそうですが、皆様の技術は今の時点でそのままでも海外の人命を守る事ができる技術だと思います。 そのため、その技術を民間レベルでも活発に海外に展開することも、日本の企業の使命で

コンクリート施工の将来方向

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建設工事において、コンクリート施工に関わる人員数は、数十年前とあまり変わらず、施工に関する装置は進化してますが、コンクリート施工に必要な人員数は変わっていません。 これからは、作業人員を減らしてコンクリート施工できる技術が求められます。 人口減少により作業者が急激に減少する事や、効率化して高速施工に向かっている事が理由です。 では、どのような方向へ向かうのでしょうか・・・ 現在、RC構造のコンクリート施工に関わる人員は 1.現場コンクリートプラント設置  ・プラント据付  ・プラント運用管理  ・コンクリート試験 2.出荷、荷卸し  ・ミキサー車運転手  ・ミキサー車誘導員  ・ポンプオペレーター  ・コンクリート受入検査員  ・構造体コンクリート検査員 3.打設  ・圧送筒先  ・ホース捌き  ・バイブレータ工  ・天端均し  ・左官仕上げ 4.鉄筋、型枠  ・鉄筋工  ・型枠工  ・養生   など、他にも様々な業種が関わっております。 このような作業に対して、機械化または省人化設備の導入が必要になってまいります。 そこで参考になるのがアメリカ建設市場です。 コンクリート施工に関する機械化が進んでおります。 自動化・省人化も進んでいると言えるでしょう。 広大な土地をインフラ整備するため、自然と進化してきたのかもしれません。 天端均しや仕上げに関する機械などあります。 「2015ワールドオブコンクリート(米国ラスベガスにて開催)にて」 現在、弊社にて取扱っている米国製コンクリート関連装置で、省人化という視点で例えますと 1.車載式コンクリート製造プラント(セメンテック社)  現場で設置する固定式プラントと比較して、  ・プラント設置人員  ・ミキサー車運転手  車載式のプラントであるため、プラント設置人員の削減。  そのままポンプ場所にて製造できるため、ミキサー車を低減。 2.コンクリートホース筒先補助機械(ラインドラゴン社)  ・圧送筒先人員  ・ホース捌き人員  これらの作業の機械化のため、操作システムを変更すれば、2名が1名となる可能性があります。 そのまま日本国内の現場に展開するには、若干変更が必要となります。 規格

アメリカ市場の商品を国内で取り扱いについて

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アメリカ市場の商品を国内で取り扱い、日本市場の商品をアメリカ市場へ発信している関係上、海外市場における日本の立ち位置を熟考する機会が多々あります。 そこで、アメリカ市場において日本企業が陥りやすい領域があるという事です。 『良い商品をつくれば必ず売れる…』 という錯覚です。 良い品質の商品であればあるほど、相手には、その良さが見えなくなってしまいます。 つまり、価格が高いという認識しか、アメリカ人の脳内に残らない状況に陥ります。 価値を相手に伝達できない領域に留まっていては、良い商品も全く売れません。 ではどうするのか? ・価値を少し下げて最適価値領域に入る ・高い価値を認識してもらう この2点が主な動き方だと考えます。 価値を下げる事は容易です。 価値を認識してもらうのは困難です。 価値を認識してもらう主な手段はブランド化ですが、暗黙多数のメッセージが込められたブランドという無形のものを、アメリカ人の脳内に認識して浸透してもらうには、かなりの資源を必要とします。 この期間、企業が耐えらるかが、アメリカ進出の成否を分けます。 この点は、素材関係であれば、日本は高い品質を有しているというイメージが浸透しているので、ブランド化し易いかと思います。 日本の商品の多くは、世界中で軽く通用する高い品質を、既に保有してます。 ここは日本の強みです。 既に持っている世界トップクラスの能力を、どう表現し、どうアメリカ人の脳内に情報を入れるか。 戦略よりも戦術が大きく成否に影響すると考えます。 行動し、情報を得て、調整する。 この繰り返しが海外進出において、日本企業が数多く経験しなければならないと考えます。 その経験値が世界に通用する日本企業を、数多く構築することになります。 それは第一歩という行動から始まります。

建設投資におけるコンクリート工場数の考察

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建設投資とコンクリート工場数の関係から、これから新たに発生する海外建設工事プロジェクトにおけるコンクリートプラント数を予想していきたいと思います。 1.国内建設投資額   48兆4600億円 (平成27年度 国土交通省建設経済統計調査室) 2.国内コンクリート工場数   3396工場 ここから平均すると、1工場あたり142.7億円の建設投資を対応していることとなります。 3.工事費 一般管理費と工事原価の比率を15:85として、142.7億円の建設投資における工事費を算出しますと、121.3億円となります。 4.機労材構成比  建設工事における機労材構成比(機械費・労務費・材料費など)において、材料費の構成比率は43.3%となっております。  そのため、正確には他にも費用がありますが、概算として121.3億円の建設投資における材料費は52.5億円になります。 5.生コンクリート費  材料費における生コンクリート比率は14.7%となっております。  そのため、52.5億円のうち生コンクリート材料費率14.7%のため、7.7億円となります。 これは、建設工事 生コンクリート材料費 7.7億円において、平均して1工場が製造負担していることとなります。 これから伸びるアジア地域に対して考察しますと、外務省発表内容では、今後5年間でアジア地域だけでも1100億ドル(1ドル110円として12兆1000億円)の質の高いインフラ投資を発表しております。 海外工事なので材料費など低下することが考えられますが、単純計算すると生コンクリート工場850工場分に相当します。 既存の工場もあるため、全てが新設とはなりませんが、相当な工場数が必用になると思われます。 移動式コンクリートプラントの場合、最大25㎥/hの製造能力がありますが、70%稼働率としても18㎥/hの製造能力があり、バッチャープラント90㎥/hの製造能力として計算しますと、5台分で最大製造能力をカバーできるものと思われます。  つまり、アジア地域における日本のインフラ投資においのみ考えても、4250台ほど潜在的需要が考えられます。  半分としても2000台/5年ですので、年間400台は必用になるかもしれません。  移動式の良さは、期間限定

アメリカのコンクリート工場数

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アメリカのコンクリート工場数 アメリカの国土は日本の国土の25倍程度の大きさになります。 そして、生コン工場の数は約6100工場あり、日本の工場数は約3400工場となります。 国土の大きさの割に、日米の工場数の差があまり感じられません。 他の項目で比較しますと、 人口:アメリカ3.2億人 日本1.2億人 名目GDP:アメリカ18,558 日本4,412(単位10億US㌦) と国土、人口、GDPと比較しても、アメリカ生コン工場の数が適切かどうか判断できません。 やはり建設構造に使用する材料ですので、建設投資で比較します。 アメリカ8,570  日本5,497(億US㌦) アメリカの生コン工場数 1.6倍 アメリカの建設投資 1.5倍 と当然ながら近い値となります。 米国も工場でコンクリートを練混ぜてから、打設まで90分と日本と変わらない為、人口が少なく工場の無い地域に対して、移動式コンクリートプラント等でカバーしているのでしょう。 セメンテック社が米国で移動式コンクリートプラントを3000台販売していることも納得できます。 そして当然ながら、各国建設投資の推移と、現状の工場数を考慮すると、不足している工場数も類推できるのだと考えます。 建設投資が伸びていて、不足している国や地域に対しては、国内企業の海外進出のチャンスだと考えます。 日米両国の工場数と建設投資の数値を基にすると、市場が成熟するまでの適切工場数が解かるからです。 日本のコンクリート品質は世界トップの品質管理ができていると思います。 これは品質において、国内の生コン工場の技術者や、建設現場で製造するプラント管理技術者が、世界トップクラスであると考えます。 他の製品でも同様で、製造における品質管理は日本がトップであります。 つまり、日本の市場で製品が販売できるということは、世界でそのまま通用するということです。 さらに東南アジアであれば、日本の高温多湿下でのコンクリートでも高度な品質にする技術は、さらに力を発揮する項目であると考えます。 フィリピンに調査に行ったときでも、これから建設投資が伸びるであろう予測されている地域は、中国企業の生コン工場が進出して、利益を出しているそうです。 この点においては、日本の企業がもっと進出

セメンテック社との打ち合わせ in Des Moine

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アイオア州のDES MOINEにあるセメンテック社との打ち合わせが終了しました。日本仕様の開発の目途が立ちました!

アメリカ出張

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またまたセメンテック社との打ち合わせのために、片上がアメリカに来ます。時間を有効に使うために、いつも羽田発の夜中便での移動です。DL636(デルタの回し者ではありません)が、弊社がいつも使う便です。 この記事は、アメリカ法人のNICKIが書いております。私も、いつもこの便ですが、遅刻の常習犯で、きっとブラックリストにのっていることでしょう。 数週間前の日本出張時、夜、片上と打ち合わせしながら、食事をして、羽田に移動しました。余裕があったはずですが・・・でも、気が付くと「平和島」でした。なんと、電車で寝てしまって、羽田空港から、折り返してしまったのです。 慌てて、逆方向の電車に乗り、羽田に向かいました。デルタのカウンターが閉められて、ほかのエアラインになっていましたが、かろうじて、1カウンターだけ残っていました。ぎりぎり50分前にチェックイン。「次回からもう少し早く来てください。すでに搭乗が始まっており、ゲートは一番奥なので、急いでご移動ください」と丁寧に叱られてました。 昨日の羽田空港は、5月に雰囲気だったようです。

『気づきの種』 その2:第4次産業革命

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サイバー空間の急激な発展による新しい社会の到来を「第4次産業革命」と称し、各国が新時代を先導するための科学技術イノベーション政策の競争が繰り広げられています。 例えばドイツですが、2011年に「インダストリー4.0」を発表し、サイバーフィジカルシステム(CPS)を活用して、次世代のものづくり技術で世界をリードするという、野心的な構想を打ち出しております。 サイバーフィジカルシステムとは、実世界(Physical System)とサイバー空間(Cyber System)との強力な融合のことです。 装置などに組み込まれている実世界のセンサーネットワークの膨大な情報を、サイバー空間の強力なコンピューティング能力で、その観測データを処理するシステムです。 「情報融合炉」とも呼ばれております。 生産装置などのセンサー情報をインターネット上に展開するスマート工場などは、日本でも実施されていますが、ドイツのインダストリ4.0では、デジタル化した工場がネットワークやソフトウェアで繋がり全体が最適化することを目指しています。 これは関連している他社工場がサイバー空間で一体となり、大手企業だけではなくドイツ国内企業の9割を超す中小企業も巻き込み、2025年ごろを目途にインダストリー4.0を達成するロードマップを発表しています。 引用文献;平成27年版科学技術白書 ドイツのインダストリー4.0が実現すれば、まさに産業革命と言えます。 素材・部品・輸送・製造・販売など全てが自社他社関係なしに全てが繋がる製造が実現すれば、1社1社、個別の製造工場が単独で製品を作っている国は過去の製造手法となります。 手工業から機械化への移行と同じくらい革命的であります。 過去の製造手法からインダストリー4.0を見た場合、勝負にならない状態となることでしょう。 まさにアウトレンジです。 世界中に点在するデータ量は、この10年で110倍になりました。 2020年にはさらに35倍増えると予想されております。 これからは、さらに情報が増えることでしょう。 今は『情報大航海時代』とも呼ばれております。 この爆発的に増えた情報から価値を創出したものが、次の時代の主導権を取ることになるでしょう。 未知の海域に進む者が次の主導権を取るかもしれません。 大変革の真っ只

『気づき』の種 その1:分解できるコンクリート

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業界に変革を与えるようなイノベーションは、ある人の『気づき』によってはじまり、協力者が集まり社会に実現されるものだと思います。 この『気づき』は、下記3要素が必要と考えております。  ①偶発力 : 小さな断片情報を運よく手に入れる力。  ②構造化 : 脳内の小さな断片情報が、一瞬のうちに組み合わさり構造化される。  ③創造性 : 目的と異なるものを見つけてしまう能力。 特に、小さな断片情報を運よく手に入れる力は、様々なものに興味を持つことが重要な要素となります。 興味を持たなければ、外の情報を視覚・聴覚・触覚などの五感フィルターを通り抜けて脳内に情報が入らないからです。 まず、脳内に小さな断片情報を素直に入れることから、イノベーションは生まれると考え、皆様に少しでも『気づき』の種になるような、 小さな断片情報をお伝えできればと考えております。 ~生分解コンクリート~ 公益社団法人日本コンクリート工学会の2016年1月の論文に、生分解樹脂コンクリートの研究内容がありました。(下記アドレス参照) https://www.jstage.jst.go.jp/article/crt/27/0/27_7/_pdf [ポリ(ブチレンサクシネート/アジペート)] 生分解樹脂とは、微生物によって完全に消費され、自然的副産物(水、炭酸ガス、メタンなど)にすることができる樹脂です。 微生物が樹脂を食べ、高分子に結合されているものを低分子に分解して、さらに水や二酸化炭素にまで分解できるものを言います。 通常のコンクリートのイメージは、長期間持つ構造物とするものでなければならないというイメージですので、樹脂コンクリートとは言え、生分解性のコンクリートに使い道があるのか?という疑問を持たれるかもしれません。 しかし、短期間の構造物であります、仮設構造物の視点ではかなり興味が湧いてきます。 仮設構造物とは、建設工事期間中や博覧会など、通常数か月から2年程度の期間だけ構造物とするものです。 建設工事の進捗に合わせて、目的の構造物をつくるために、その時だけ必要な構造物です。もちろんコンクリート仮設構造物も多く構築致します。工事用プラントの基礎も工事終了後壊します。 地中の工事では、工事進捗に合わせて撤去しますが、中には撤去し難いものや、そのまま埋

東京で打ち合わせ

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 NICKIが、東京に来たので、日本仕様(重量計量)の開発にしての、打ち合わせがありました。 桜の季節ですね。ホテルのロビーも桜です。日本仕様ユニットの開発完成は、9月の予定!

THE PRECAST SHOW(プレキャストショー)

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THE PRECAST SHOW(プレキャストショー)が、2016年3月3日~5日まで、テネシー州ナッシュビルで開催されました。プレキャストコンクリートに特化した展示会で、6000㎡の会場に、100社が出展しました。毎年、3月に開催されている展示会です。コンクリート専門の、ワールド・オブ・コンクリートには、弊社も毎年参加しており、よくこれだけコンクリート関係だけで、人が集まると感心しておりましたが、プレキャストコンクリートだけでも、これだけの人が集まるのも驚きです。来年は、2017年3月2日~4日まで、オハイオ州のクレーブランドで開催されます。ご出展、ご参加にご興味がおありの方は、お気軽に、info@mcrossintl.com まで、お問合せください。 THE PRECAST SHOW (プレキャストショー)

インフラの先を想う(その2:土木)

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今回は、国内土木工事の動向を考えてみたいと思います。 イメージとして、土木工事が減ってきているように感じております。 この減っていると感じてしまう数値的根拠はどこから来ているのか、またどれくらいの時間的尺度でのイメージなのかを考えてみたいと思います。 本当に工事は減っているのか? これからどうなるのか? 今後何が求められるのか? など考えていきたいと思います。 1.土木建設投資 1)長期的視点  長期的な視点(特にバブル期との比較)では減少しています。  これが、工事が昔より減っているイメージが定着している要因と思われます。  では、どの程度減少しているのか数値で見ていきたいと思います。 引用)国土交通省平成27年度建設投資見込み    参考資料昭和35年からの建設投資の推移(土木)より  過去最高:380,273億円(平成7年度)  現在数値:225,300億円(平成27年度見通し) 平成7年と比較して40%減少していることから、この今後回復は見込めないイメージとなっていることと思います。 しかし、企業の経済活動において、この20年単位の数値よりも、前後5年の10年スパンの方が現実的かと考えます。 そのため、過去5年間の数値を見てみます。 2)短期的視点    平成23年度  208,122億円    平成24年度  217,789億円    平成25年度  242,200億円    平成26年度  254,400億円    平成27年度  225,300億円    平均       229,562億円     となりますので、平成27年度見込みにおいても平均値に近く、平成23年度と比較しても8%の増加となっております。 このスケールでみると、±10%程度変動があったとしても、激しい変動はないように思えます。 2.今後何が求められるか では、このような予測から今後何が求められるかを考えていきたいと思います。 現在の国内土木工事において、数量はあまり変わっていない状況ですが、近年対応が困難なほど忙しい状況です。 これは、工事数の急増というより、人員不足によるところが大きいと考えます。  出典)国土技術政策総合研究所 平成27年12月 建設業の約3割が55歳以

インフラの先を想う

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 本日のブログは、少し趣向をかえまして、これからの地方のインフラについて考えてみたいと思います。   日本の市場は人口減少し市場縮小するイメージで暗い話題ばかりです。 インフラ構築もこの先は減少し、地方は拡大が見込めず、どんどん心が沈んできます。  しかし、本当にそうでしょうか。  一般的な論点ではなく、人の行動原則など本質的な思考で、今回は暗い側ではなく、明るい側にあえて偏って考えてみたいと思います。  ピンチではなくチャンスととらえるようになれば幸いです。  歴史はどのように発展しているかと、長い視点でものを考えるのに、「事物の螺旋的発展の法則」で考えてみたいと思います。  ヘーゲルの「弁証法」であります、【事物の螺旋的発展の法則】では、世の中の物事は、直線的な発展をするのではなく、あたかも螺旋階段を登っていくように発展するという法則です。    螺旋階段を登る人物を横からみていると、上に登っていくように発展しているかのように見えますが、上から見ていると、螺旋階段を一周して元の位置に戻ってくるという内容です。  過去への回帰、古き良き価値の復活が起きますが、それには一段高い位置に登っているという考えです。  再び過去の体系に戻るとき、一段進化したものが社会に広がるという、未来予測に使われている手法です。   1.人の流れ  経済の急激な発展とともに地方から都市部へ流れました。  工場などの生産設備の大型化に伴い、人が集中的に集まる必要があったからです。  これからは、商品の多様化に伴い生産拠点の小規模化・分散化されることも予想できます。  そのため、地方へ人が流れることが考えられます。   そこで、地方の人口流入において重要になるのが、インフラ整備です。  地方間同士で競争することになります。  当然ですが、インフラの構築は、地方への流入において重要な要素になります。  実際、移住・定住に重視した条件では、交通インフラの充実度があげられてます。  出典)平成26年度 国土交通白書   2.情報革命   情報革命は、ただの情報通信が整うという話ではないと思っております。  革命とは主権の移行です。  革命で主体がどこに移行するのかといえば、企業から個人への移行と考えます。  

セメンテック社とのミーティング

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セメンテック社と、モバイル・コンクリート・プラント(ミキサー)の日本仕様開発についての、打ち合わせのために、本社のあるアイオア週DES MOINEに来ました。気温は4度です。 本日、明日と、終日打ち合わせです。日本仕様の日本レビューは9月の予定。 DES MOINE空港 セメンテック本社

アメリカ出張

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セメンテックとの共同開発の打ち合わせのために、社長が今日からアメリカに行きます。今日の夜行便での出発で、「今何処ですか?」と連絡したら、「横浜?」と余裕の写真が送られてきました。 いつもぎりぎりに空港に行く方なので、心配していたら、空港に到着したから、安心して下さいとまた写真が・・・今日は余裕みたいです。大変なミーティングになると思いますが、期待したいところです。

モバイルコンクリートプラント(ミキサー)を使用しての橋の補強工事

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レミックマルハチさんが、モバイル・コクリート・プラント(ミキサー)を使用して、山梨県南部町の橋の緊急工事をされました。その現場の模様です。

瓦チップを骨材として使用した現場 

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レミックマルハチさんが、奈良県の奈良育英高等学校にて、モバイルコンクリートプラント(ミキサー)を使用して、(有)立川実業様と共同で、瓦チップが骨材の「和み舗装」13㎡を打設されました。その現場の模様です。

ワールド・オブ・コンクリートのセメンテック社のブース

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今年のワールド・オブ・コンクリートでは、セメンテック社は、屋外と屋外にブースを持たれていました。モバイルコンクリートプラント(ミキサー)の新モデルを、発表されました。従来タイプを更にコンピュータ化されていました。屋外では、ジェットコクリートを使用した打設デモが行われ、どれだけ簡単に少量の水で洗浄できるかのデモもされていました。 セメンテックのブースを御紹介いたします。

ラインドラゴン コンクリートホース移動装置

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弊社では、近日中に、ラインドラゴン コンクリートホース移動装置(日本仕様)を販売開始いたします。ラインドラゴンは、打設機と牽引機の2つのユニット1セットとなっています。 ラインドラゴン詳細

ワールド・オブ・コンクリートでのデモの模様

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今年2月にラスベガスで開催されたワールド・オブ・コンクリートの屋外会場で、セメンテック社は、コンクリート・モバイル・プラント(ミキサー)のデモを、毎日数回、実施いたしまました。下記は、ワールド・オブ・コンクリートの屋外会場、ゴールドロットでの、デモの模様です。 国土が拾いアメリカにおいては、コンクリート・モバイル・プラント(ミキサー)なしでは、道も、家もできません。 日本にもデモ機がありますので、デモをご希望の方は、お気軽にinfo@mcrossintl.comまで、お問合せください。

ポーラスコンクリートの打設現場の模様

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モバイルコンクリートプラント(ミキサー)を使用して、ポーラスコンクリートを打設している現場の模様です。 写真提供:レミックマルハチ

Cemen Tech社のデモ

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ワールド・オブ・コンクリートの屋外会場で、CEMEN TECHが、モバイル・コンクリート・プラントを使用してのコンクリート打設のデモを致しました。その模様です。 日本にもデモユニットがありますので、デモをご希望の方は、お気軽に、info@mcrossintl.com まで、ご連絡ください。

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弊社のホームページがリニューアルされました。 これからは、皆様のお役に立つ情報をアップしていきますので、よろしくお願いいたします! 株式会社エム・クロス・コーポレーション