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3月, 2016の投稿を表示しています

『気づき』の種 その1:分解できるコンクリート

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業界に変革を与えるようなイノベーションは、ある人の『気づき』によってはじまり、協力者が集まり社会に実現されるものだと思います。 この『気づき』は、下記3要素が必要と考えております。  ①偶発力 : 小さな断片情報を運よく手に入れる力。  ②構造化 : 脳内の小さな断片情報が、一瞬のうちに組み合わさり構造化される。  ③創造性 : 目的と異なるものを見つけてしまう能力。 特に、小さな断片情報を運よく手に入れる力は、様々なものに興味を持つことが重要な要素となります。 興味を持たなければ、外の情報を視覚・聴覚・触覚などの五感フィルターを通り抜けて脳内に情報が入らないからです。 まず、脳内に小さな断片情報を素直に入れることから、イノベーションは生まれると考え、皆様に少しでも『気づき』の種になるような、 小さな断片情報をお伝えできればと考えております。 ~生分解コンクリート~ 公益社団法人日本コンクリート工学会の2016年1月の論文に、生分解樹脂コンクリートの研究内容がありました。(下記アドレス参照) https://www.jstage.jst.go.jp/article/crt/27/0/27_7/_pdf [ポリ(ブチレンサクシネート/アジペート)] 生分解樹脂とは、微生物によって完全に消費され、自然的副産物(水、炭酸ガス、メタンなど)にすることができる樹脂です。 微生物が樹脂を食べ、高分子に結合されているものを低分子に分解して、さらに水や二酸化炭素にまで分解できるものを言います。 通常のコンクリートのイメージは、長期間持つ構造物とするものでなければならないというイメージですので、樹脂コンクリートとは言え、生分解性のコンクリートに使い道があるのか?という疑問を持たれるかもしれません。 しかし、短期間の構造物であります、仮設構造物の視点ではかなり興味が湧いてきます。 仮設構造物とは、建設工事期間中や博覧会など、通常数か月から2年程度の期間だけ構造物とするものです。 建設工事の進捗に合わせて、目的の構造物をつくるために、その時だけ必要な構造物です。もちろんコンクリート仮設構造物も多く構築致します。工事用プラントの基礎も工事終了後壊します。 地中の工事では、工事進捗に合わせて撤去しますが、中には撤去し難いものや、そのまま埋

東京で打ち合わせ

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 NICKIが、東京に来たので、日本仕様(重量計量)の開発にしての、打ち合わせがありました。 桜の季節ですね。ホテルのロビーも桜です。日本仕様ユニットの開発完成は、9月の予定!

THE PRECAST SHOW(プレキャストショー)

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THE PRECAST SHOW(プレキャストショー)が、2016年3月3日~5日まで、テネシー州ナッシュビルで開催されました。プレキャストコンクリートに特化した展示会で、6000㎡の会場に、100社が出展しました。毎年、3月に開催されている展示会です。コンクリート専門の、ワールド・オブ・コンクリートには、弊社も毎年参加しており、よくこれだけコンクリート関係だけで、人が集まると感心しておりましたが、プレキャストコンクリートだけでも、これだけの人が集まるのも驚きです。来年は、2017年3月2日~4日まで、オハイオ州のクレーブランドで開催されます。ご出展、ご参加にご興味がおありの方は、お気軽に、info@mcrossintl.com まで、お問合せください。 THE PRECAST SHOW (プレキャストショー)

インフラの先を想う(その2:土木)

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今回は、国内土木工事の動向を考えてみたいと思います。 イメージとして、土木工事が減ってきているように感じております。 この減っていると感じてしまう数値的根拠はどこから来ているのか、またどれくらいの時間的尺度でのイメージなのかを考えてみたいと思います。 本当に工事は減っているのか? これからどうなるのか? 今後何が求められるのか? など考えていきたいと思います。 1.土木建設投資 1)長期的視点  長期的な視点(特にバブル期との比較)では減少しています。  これが、工事が昔より減っているイメージが定着している要因と思われます。  では、どの程度減少しているのか数値で見ていきたいと思います。 引用)国土交通省平成27年度建設投資見込み    参考資料昭和35年からの建設投資の推移(土木)より  過去最高:380,273億円(平成7年度)  現在数値:225,300億円(平成27年度見通し) 平成7年と比較して40%減少していることから、この今後回復は見込めないイメージとなっていることと思います。 しかし、企業の経済活動において、この20年単位の数値よりも、前後5年の10年スパンの方が現実的かと考えます。 そのため、過去5年間の数値を見てみます。 2)短期的視点    平成23年度  208,122億円    平成24年度  217,789億円    平成25年度  242,200億円    平成26年度  254,400億円    平成27年度  225,300億円    平均       229,562億円     となりますので、平成27年度見込みにおいても平均値に近く、平成23年度と比較しても8%の増加となっております。 このスケールでみると、±10%程度変動があったとしても、激しい変動はないように思えます。 2.今後何が求められるか では、このような予測から今後何が求められるかを考えていきたいと思います。 現在の国内土木工事において、数量はあまり変わっていない状況ですが、近年対応が困難なほど忙しい状況です。 これは、工事数の急増というより、人員不足によるところが大きいと考えます。  出典)国土技術政策総合研究所 平成27年12月 建設業の約3割が55歳以

インフラの先を想う

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 本日のブログは、少し趣向をかえまして、これからの地方のインフラについて考えてみたいと思います。   日本の市場は人口減少し市場縮小するイメージで暗い話題ばかりです。 インフラ構築もこの先は減少し、地方は拡大が見込めず、どんどん心が沈んできます。  しかし、本当にそうでしょうか。  一般的な論点ではなく、人の行動原則など本質的な思考で、今回は暗い側ではなく、明るい側にあえて偏って考えてみたいと思います。  ピンチではなくチャンスととらえるようになれば幸いです。  歴史はどのように発展しているかと、長い視点でものを考えるのに、「事物の螺旋的発展の法則」で考えてみたいと思います。  ヘーゲルの「弁証法」であります、【事物の螺旋的発展の法則】では、世の中の物事は、直線的な発展をするのではなく、あたかも螺旋階段を登っていくように発展するという法則です。    螺旋階段を登る人物を横からみていると、上に登っていくように発展しているかのように見えますが、上から見ていると、螺旋階段を一周して元の位置に戻ってくるという内容です。  過去への回帰、古き良き価値の復活が起きますが、それには一段高い位置に登っているという考えです。  再び過去の体系に戻るとき、一段進化したものが社会に広がるという、未来予測に使われている手法です。   1.人の流れ  経済の急激な発展とともに地方から都市部へ流れました。  工場などの生産設備の大型化に伴い、人が集中的に集まる必要があったからです。  これからは、商品の多様化に伴い生産拠点の小規模化・分散化されることも予想できます。  そのため、地方へ人が流れることが考えられます。   そこで、地方の人口流入において重要になるのが、インフラ整備です。  地方間同士で競争することになります。  当然ですが、インフラの構築は、地方への流入において重要な要素になります。  実際、移住・定住に重視した条件では、交通インフラの充実度があげられてます。  出典)平成26年度 国土交通白書   2.情報革命   情報革命は、ただの情報通信が整うという話ではないと思っております。  革命とは主権の移行です。  革命で主体がどこに移行するのかといえば、企業から個人への移行と考えます。  

セメンテック社とのミーティング

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セメンテック社と、モバイル・コンクリート・プラント(ミキサー)の日本仕様開発についての、打ち合わせのために、本社のあるアイオア週DES MOINEに来ました。気温は4度です。 本日、明日と、終日打ち合わせです。日本仕様の日本レビューは9月の予定。 DES MOINE空港 セメンテック本社

アメリカ出張

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セメンテックとの共同開発の打ち合わせのために、社長が今日からアメリカに行きます。今日の夜行便での出発で、「今何処ですか?」と連絡したら、「横浜?」と余裕の写真が送られてきました。 いつもぎりぎりに空港に行く方なので、心配していたら、空港に到着したから、安心して下さいとまた写真が・・・今日は余裕みたいです。大変なミーティングになると思いますが、期待したいところです。

モバイルコンクリートプラント(ミキサー)を使用しての橋の補強工事

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レミックマルハチさんが、モバイル・コクリート・プラント(ミキサー)を使用して、山梨県南部町の橋の緊急工事をされました。その現場の模様です。

瓦チップを骨材として使用した現場 

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レミックマルハチさんが、奈良県の奈良育英高等学校にて、モバイルコンクリートプラント(ミキサー)を使用して、(有)立川実業様と共同で、瓦チップが骨材の「和み舗装」13㎡を打設されました。その現場の模様です。

ワールド・オブ・コンクリートのセメンテック社のブース

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今年のワールド・オブ・コンクリートでは、セメンテック社は、屋外と屋外にブースを持たれていました。モバイルコンクリートプラント(ミキサー)の新モデルを、発表されました。従来タイプを更にコンピュータ化されていました。屋外では、ジェットコクリートを使用した打設デモが行われ、どれだけ簡単に少量の水で洗浄できるかのデモもされていました。 セメンテックのブースを御紹介いたします。

ラインドラゴン コンクリートホース移動装置

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弊社では、近日中に、ラインドラゴン コンクリートホース移動装置(日本仕様)を販売開始いたします。ラインドラゴンは、打設機と牽引機の2つのユニット1セットとなっています。 ラインドラゴン詳細

ワールド・オブ・コンクリートでのデモの模様

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今年2月にラスベガスで開催されたワールド・オブ・コンクリートの屋外会場で、セメンテック社は、コンクリート・モバイル・プラント(ミキサー)のデモを、毎日数回、実施いたしまました。下記は、ワールド・オブ・コンクリートの屋外会場、ゴールドロットでの、デモの模様です。 国土が拾いアメリカにおいては、コンクリート・モバイル・プラント(ミキサー)なしでは、道も、家もできません。 日本にもデモ機がありますので、デモをご希望の方は、お気軽にinfo@mcrossintl.comまで、お問合せください。

ポーラスコンクリートの打設現場の模様

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モバイルコンクリートプラント(ミキサー)を使用して、ポーラスコンクリートを打設している現場の模様です。 写真提供:レミックマルハチ