自然災害の多い国の使命

日本は自然災害が多いです。
自然災害が発生する度に、影響を少なくするために様々な技術が考えられました。

50年以上前の伊勢湾台風による死者行方不明者5098人、負傷者3万8921人と言われています。
この大規模な自然災害に対して、気象レーダーや気象衛星などの技術が進み、今では台風災害において災害規模を極端に軽減できており、今でも技術は更に進化しております。

社会インフラに関わる建設技術も同じです。
コンクリート技術も同じで、自然災害の影響を低減するために技術が日々進化しております。

では、その自然災害がどれほど日本でおきているか・・・
そのデータが書かれている国土交通白書2016から引用してまいります。

1.洪水
日本の河川は急こう配であるため、世界の河川の平常時と洪水時の流量の比較データを見ます。
【平常時と洪水時の流量比較】
テムズ川・・・・・8倍
ドナウ川・・・・・ 4倍
ミシシッピ川・・・3倍
利根川・・・・・・100倍
木曽川・・・・・・ 60倍
淀川・・・・・・・・ 30倍

となり、洪水時に急激に流量が増える為、世界と比較しても被害が大きくなり、被害を少なくするためダム、堤防など様々な技術が進化してきました。

2.地震
世界のマグにチュード6以上の地震の約2割は我が国周辺で発生してます。
戸建住宅、ビルなどの建築技術、コンクリート技術の進化も、被害を軽減するために様々な技術が進化してきました。



洪水や地震の他にも、台風・豪雨・豪雪・土砂災害・津波・火山災害などによる自然災害が我が国に頻繁に発生してます。

世界の国土のうち、我が国の国土が占める割合は0.27%です。
災害被害額は、世界全体の自然災害被害額のうち、我が国の占める割合は17.5%となっており、世界でも類を見ないほど自然災害が多いと言えます。

しかし、災害死者数は1.5%と、様々な技術進化により軽減されているものと思われます。

日本の技術は自然災害でかなり高度になっており、世界の国の人々の命を守る技術であると考えます。
コンクリートもそうですが、皆様の技術は今の時点でそのままでも海外の人命を守る事ができる技術だと思います。

そのため、その技術を民間レベルでも活発に海外に展開することも、日本の企業の使命であると考えます。
それは、様々なところで皆様が少しでも行動し始めると、世界は変わっていくと思います。

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