コンクリート施工の将来方向

建設工事において、コンクリート施工に関わる人員数は、数十年前とあまり変わらず、施工に関する装置は進化してますが、コンクリート施工に必要な人員数は変わっていません。

これからは、作業人員を減らしてコンクリート施工できる技術が求められます。

人口減少により作業者が急激に減少する事や、効率化して高速施工に向かっている事が理由です。

では、どのような方向へ向かうのでしょうか・・・


現在、RC構造のコンクリート施工に関わる人員は

1.現場コンクリートプラント設置
 ・プラント据付
 ・プラント運用管理
 ・コンクリート試験

2.出荷、荷卸し
 ・ミキサー車運転手
 ・ミキサー車誘導員
 ・ポンプオペレーター
 ・コンクリート受入検査員
 ・構造体コンクリート検査員

3.打設
 ・圧送筒先
 ・ホース捌き
 ・バイブレータ工
 ・天端均し
 ・左官仕上げ

4.鉄筋、型枠
 ・鉄筋工
 ・型枠工
 ・養生
 
など、他にも様々な業種が関わっております。

このような作業に対して、機械化または省人化設備の導入が必要になってまいります。

そこで参考になるのがアメリカ建設市場です。
コンクリート施工に関する機械化が進んでおります。
自動化・省人化も進んでいると言えるでしょう。

広大な土地をインフラ整備するため、自然と進化してきたのかもしれません。
天端均しや仕上げに関する機械などあります。


「2015ワールドオブコンクリート(米国ラスベガスにて開催)にて」


現在、弊社にて取扱っている米国製コンクリート関連装置で、省人化という視点で例えますと

1.車載式コンクリート製造プラント(セメンテック社)
 現場で設置する固定式プラントと比較して、
 ・プラント設置人員
 ・ミキサー車運転手

 車載式のプラントであるため、プラント設置人員の削減。
 そのままポンプ場所にて製造できるため、ミキサー車を低減。

2.コンクリートホース筒先補助機械(ラインドラゴン社)
 ・圧送筒先人員
 ・ホース捌き人員
 これらの作業の機械化のため、操作システムを変更すれば、2名が1名となる可能性があります。


そのまま日本国内の現場に展開するには、若干変更が必要となります。
規格であったりサイズであったりと、米国製そのままでは使用できない場合が多いからです。

そのため、自ら展示会にて装置を探し、米国メーカーに技術協力し、日本国内で使用できろところまで技術的にカバーする必要があります。

弊社ではそれを実施している強みがあり、日本国内建設現場の省人化に役立つよう、これからも多くの機種を実施していきたいと思います。







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