ジェットコンクリート!!

ジェットコンクリート(ラピットコンクリート)は24N/3hという強度を出さなければなりません。
24Nとは、大型のトラックが走ってもタイヤ痕が付かない強度です。
普通コンクリートでは、そこまでの強度を出すには3日はかかるでしょう。

では、どうすればそれ程の強度がでるのでしょう?

まず、ジェットコンクリート(ラピットコンクリート)用セメントは普通セメントとは違います。
特殊コンクリートなので打設した場合すぐに硬化してしまいます。
時間でいうと、30分位です。そこに我社のモバイル・コンクリート・プラント(ミキサー)は後処理も楽で持って来いなんです。洗うのは、スクリューオーガーだけで充分なんです。プラントから出した場合は、ミキサーの中から、水計量の配管の中まで洗わないといけません。

ジェットコンクリートでは、、セッターという遅延剤を使い調整しますが、これが凄く大変で、むしろこれがジェットコンクリート(ラピットコンクリート)を使う際の決め手でもあります。
その現場の気温や、湿度が左右するため、とても気を使います。セッターの配合を間違えると3時間で24N強度が出なかったり、打設開始直後に硬化して、仕上げ出来ずに固まったり・・・

特殊コンクリートで在るがために気を使う所がたくさんあります。そこに光るのが職人の技であり、感覚とセンスです。
なので値段も普通コンクリートの20倍近い金額になります。その金額に見合っただけ価値のあるコンクリートなのです。


強度はこの表を見て決めます。

 ジェットコンクリート一軸圧縮試験結果



3H圧縮強度
6圧縮強度
1日圧縮強度
No.
X1
X2
平均
X1
X2
平均
X1
X2
平均
27.4
27.2
27.3
29.9
29.9
29.9
31.3
33.0
32.2
25.5
24.8
25.2
27.2
30.3
28.8
34.5
33.0
33.8
27.4
27.5
27.5
30.3
29.3
29.8
31.2
33.5
32.4
25.1
27.1
26.1
28.4
28.0
28.2
33.2
32.8
33.0
24.4
24.3
24.4
26.1
25.2
25.7
38.6
37.8
38.2
25.2
26.5
25.9
25.5
25.6
25.6
38.1
38.1
38.1



モバイル・コンクリート・プラント(ミキサー)とは、
コンクリートを造るのに必要な原材料である、砂利、砂、セメント、混和剤、水を積載し、予め配合設計した配合を容積計量し、車載された連続ミキサー(スキュリュー・オーガー)により混練されフレッシュコンクリートを製造する移動式コンクリートプラント車輌です。特徴は、移動式なので、どのような現場(離島、被災地等を含む)にも何時(夜間)でも行き、フレッシュコンクリートの製造が可能、生コン工場に戻ることなく、現場から現場に移動が可能。ジェットコンクリート、ファイバーコンクリート、カラーコンクリートに最適です。



お問い合わせは、info@consquares.com (畠山)までお気軽にご連絡ください。


コメント

このブログの人気の投稿

ジェットコンクリート(ラピットコンクリート)について

アメリカのコンクリート工場数

「コンクリートはなぜ固まるのか??」