「コンクリートはなぜ固まるのか??」

コンクリートが固まることに関して分かり易い記事を見つけました。

Gooブログ
欠陥建築(欠陥住宅)バスターズより・・・


コンクリートはなぜ固まるのでしょうか??
不思議ですよね・・・・!!

今日は、そもそもコンクリートはなぜ固まるかについて、素人の方でも分かるコンクリート理論を話します。

 まず、なぜコンクリートは固まるのか??
「水を加えるから固まるのさ」と、思われるでしょう。

その通り!!

 では、なぜ「水を入れると固まるのでしょうか?」
・・・・・・・・・実は、この現象は、メカニズムが、解明されていないのです。

そもそも、コンクリートには「セメント」に「砂利」のような「骨材」と呼ばれるものを入れて、そこに、水を加えて「練る」事によって、「石灰石」を原料につくられた「セメント」が水で化学反応を起し、「硬化」するのです。よく一般の方は、水で練った「コンクリート」は、添加した「水」が、乾いて固まると、勘違いされてる方が居られますがちがいます。

先程、「コンクリート」が固まるメカニズムが完全に分かっていないと書かせていただきましたが、もう少し分かり易く補足いたします。

「コンクリート」が硬化する反応を、模式的に説明致しますと、コンクリートの成分である「セメント粒子」が、水と反応してお菓子の「こんぺいとう」の角が成長するように、「針状結晶」が出来ると考えられています。「セメント粒子」の中心の「核」から「針状結晶」が伸びて、「針状結晶」同士が、絡み合い「固まる」と、考えられています。「コンクリート」は硬い脆い材料です。また光も通しません。

ですから、顕微鏡を使って、反応の経過を肉眼で確認することが出来ません。困難な分けです。

しかし、この「模式的モデル」が、理論的に正しい証拠があります!!

セメントには「セメント水比」というセメントにどの位水を混ぜれば良いのか、という目安があります。その「セメント水比」を変化させることで先程の「モデル」が正しい事を証明できるのです。

もしセメントに若干多めの水を入れたとします。

それでも、水を添加した体積と固まった時の」体積はほとんど変わりません。その理由は水を多少多めに加えても、その分セメントの核から成長する「こんぺいとう」の角に当たる「針状結晶」がより大きく成長するために、硬化後の体積に目減りが目立たないのです。

では、うんと水を加えたらどうなるでしょうか・・その場合は、硬化後の体積が目減りします!!

その理由は水が多い分「針状結晶」がよく成長するのですが、結晶の成長にも限度があり、体積が目減りしてしまうわけです。

では、極限まで添加する「水」を少なくしたらどうでしょうか??

一応、理論上の必要最小限の「水」を加えても固まります。この場合は、「水を入れて練った直後の体積」よりも「硬化直後の体積」が大きくなってしまいます。その理由は「針状結晶」が成長し結晶の入り組む隙間が極めて少ない為に、成長した結晶同士がおしくらまんじゅう状態で、盛り上がり「体積が増加」する訳です。

建築で使うコンクリートは、適正な「セメント水比」で練る必要があります。

先程の「模式的モデル」で説明した通り、水が多いと「針状結晶」がよく成長しますが、この「針状結晶」の部分は機械的強度が低い特性を持っていますので、「弱いコンクリート」になります。

ですから、出来るだけ「硬化後のコンクリート」が膨張しない程度に「少ない水」でセメントを練った方が「硬いセメント」硬いコンクリートが作れるという事がお分かりいただけたでしょうか??


欠陥建築(欠陥住宅)バスターズ より


モバイル・コンクリート・プラント(ミキサー)とは??

コンクリートを造るのに必要な原材料である、砂利、砂、セメント、混和剤、水を積載し、予め配合設計した配合を容積計量し、車載された連続ミキサー(スキュリュー・オーガー)により混練されフレッシュコンクリートを製造する移動式コンクリートプラント車輌です。特徴は、移動式なので、どのような現場(離島、被災地等を含む)にも何時(夜間)でも行き、フレッシュコンクリートの製造が可能、生コン工場に戻ることなく、現場から現場に移動が可能。ジェットコンクリート、ファイバーコンクリート、カラーコンクリートに最適です。


お問い合わせは、info@consquares.com (畠山)までお気軽にご連絡ください。

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