インフラの先を想う
本日のブログは、少し趣向をかえまして、これからの地方のインフラについて考えてみたいと思います。
日本の市場は人口減少し市場縮小するイメージで暗い話題ばかりです。
インフラ構築もこの先は減少し、地方は拡大が見込めず、どんどん心が沈んできます。
しかし、本当にそうでしょうか。
一般的な論点ではなく、人の行動原則など本質的な思考で、今回は暗い側ではなく、明るい側にあえて偏って考えてみたいと思います。
ピンチではなくチャンスととらえるようになれば幸いです。
歴史はどのように発展しているかと、長い視点でものを考えるのに、「事物の螺旋的発展の法則」で考えてみたいと思います。
ヘーゲルの「弁証法」であります、【事物の螺旋的発展の法則】では、世の中の物事は、直線的な発展をするのではなく、あたかも螺旋階段を登っていくように発展するという法則です。
螺旋階段を登る人物を横からみていると、上に登っていくように発展しているかのように見えますが、上から見ていると、螺旋階段を一周して元の位置に戻ってくるという内容です。
過去への回帰、古き良き価値の復活が起きますが、それには一段高い位置に登っているという考えです。
再び過去の体系に戻るとき、一段進化したものが社会に広がるという、未来予測に使われている手法です。
1.人の流れ
経済の急激な発展とともに地方から都市部へ流れました。
工場などの生産設備の大型化に伴い、人が集中的に集まる必要があったからです。
これからは、商品の多様化に伴い生産拠点の小規模化・分散化されることも予想できます。
そのため、地方へ人が流れることが考えられます。
そこで、地方の人口流入において重要になるのが、インフラ整備です。
地方間同士で競争することになります。
当然ですが、インフラの構築は、地方への流入において重要な要素になります。
実際、移住・定住に重視した条件では、交通インフラの充実度があげられてます。
出典)平成26年度 国土交通白書
2.情報革命
情報革命は、ただの情報通信が整うという話ではないと思っております。
革命とは主権の移行です。
革命で主体がどこに移行するのかといえば、企業から個人への移行と考えます。
そのため、地方にいても個人主体で働ける状況が増していくのではないかと考えられます。
3.今後の予測
この2点を考えても、地方への人口流入は期待できるのではないでしょうか。
実際、政府機関でも、文化庁は京都へ、消費者庁は徳島へと移転する検討が行わてます。
これに関連して、インフラに関わるコンクリートはどうなるか・・・
螺旋的発展で一段上がったインフラとはどういうことかと考えますと、
①コンパクトな交通インフラ
・鉄道:ライトレールなどのコンパクトな交通機関構築
・道路:パーソナルモビリティーの発展、自動運転技術の発展
②構造物の長寿命化
1974年から大蔵省(現、財務省)の原価償却耐用年数に関する省令で
・鉄道橋:50年(鉄筋コンクリート造)
・道路橋:60年
・高架道路:30年
と定められました。
今後は、高寿命な特殊なコンクリートが求められるのではないでしょうか。
インフラの今後は、補修や建て替えが地方でも本格化します。
出典)平成26年国土交通白書
実際、10年後には建設後50年以上のインフラ割合が増え、維持管理・更新費の推計結果は増加する方向です。
これらを考慮して、コンクリート製造はどの方向へ進むかといったことを予測しますと、
・様々な種類の長寿命コンクリート製造
・小規模で多種多様なコンクリート構造物
となり、更なる多品種少量製造へ移行することも予測できます。
この視点では、大型の製造設備より小型の製造設備の方が有利と考えております。
この視点に限らず様々な視点がありますので、このような考え方もできるという視点で読んで頂ければ幸いです。
そのときまでに、我々も小型のコンクリート製造設備を進化させる想いで、進んでいきたいと思います。
日本の市場は人口減少し市場縮小するイメージで暗い話題ばかりです。
インフラ構築もこの先は減少し、地方は拡大が見込めず、どんどん心が沈んできます。
しかし、本当にそうでしょうか。
一般的な論点ではなく、人の行動原則など本質的な思考で、今回は暗い側ではなく、明るい側にあえて偏って考えてみたいと思います。
ピンチではなくチャンスととらえるようになれば幸いです。
歴史はどのように発展しているかと、長い視点でものを考えるのに、「事物の螺旋的発展の法則」で考えてみたいと思います。
ヘーゲルの「弁証法」であります、【事物の螺旋的発展の法則】では、世の中の物事は、直線的な発展をするのではなく、あたかも螺旋階段を登っていくように発展するという法則です。
螺旋階段を登る人物を横からみていると、上に登っていくように発展しているかのように見えますが、上から見ていると、螺旋階段を一周して元の位置に戻ってくるという内容です。
過去への回帰、古き良き価値の復活が起きますが、それには一段高い位置に登っているという考えです。
再び過去の体系に戻るとき、一段進化したものが社会に広がるという、未来予測に使われている手法です。
1.人の流れ
経済の急激な発展とともに地方から都市部へ流れました。
工場などの生産設備の大型化に伴い、人が集中的に集まる必要があったからです。
これからは、商品の多様化に伴い生産拠点の小規模化・分散化されることも予想できます。
そのため、地方へ人が流れることが考えられます。
そこで、地方の人口流入において重要になるのが、インフラ整備です。
地方間同士で競争することになります。
当然ですが、インフラの構築は、地方への流入において重要な要素になります。
実際、移住・定住に重視した条件では、交通インフラの充実度があげられてます。
出典)平成26年度 国土交通白書
2.情報革命
情報革命は、ただの情報通信が整うという話ではないと思っております。
革命とは主権の移行です。
革命で主体がどこに移行するのかといえば、企業から個人への移行と考えます。
そのため、地方にいても個人主体で働ける状況が増していくのではないかと考えられます。
3.今後の予測
この2点を考えても、地方への人口流入は期待できるのではないでしょうか。
実際、政府機関でも、文化庁は京都へ、消費者庁は徳島へと移転する検討が行わてます。
これに関連して、インフラに関わるコンクリートはどうなるか・・・
螺旋的発展で一段上がったインフラとはどういうことかと考えますと、
①コンパクトな交通インフラ
・鉄道:ライトレールなどのコンパクトな交通機関構築
・道路:パーソナルモビリティーの発展、自動運転技術の発展
②構造物の長寿命化
1974年から大蔵省(現、財務省)の原価償却耐用年数に関する省令で
・鉄道橋:50年(鉄筋コンクリート造)
・道路橋:60年
・高架道路:30年
と定められました。
今後は、高寿命な特殊なコンクリートが求められるのではないでしょうか。
インフラの今後は、補修や建て替えが地方でも本格化します。
出典)平成26年国土交通白書
実際、10年後には建設後50年以上のインフラ割合が増え、維持管理・更新費の推計結果は増加する方向です。
これらを考慮して、コンクリート製造はどの方向へ進むかといったことを予測しますと、
・様々な種類の長寿命コンクリート製造
・小規模で多種多様なコンクリート構造物
となり、更なる多品種少量製造へ移行することも予測できます。
この視点では、大型の製造設備より小型の製造設備の方が有利と考えております。
この視点に限らず様々な視点がありますので、このような考え方もできるという視点で読んで頂ければ幸いです。
そのときまでに、我々も小型のコンクリート製造設備を進化させる想いで、進んでいきたいと思います。
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